社員インタビュー

Interview

【前編】第二新卒でグスクに入社し、民泊をはじめとした新規物件の営業に

2022年 / マネージャー
横川 紗里奈

第二新卒で入社後、営業活動スタート!横川さんがグスクにジョインした理由 新卒で入社した会社を退職後、自分の思い描く仕事を求めグスクへ

グスクで働く社員のみなさんに仕事の内容ややりがい、そしてライフスタイルをインタビュー! 第2回目は、第二新卒で入社し、営業としてグスクを支えている横川 紗里奈さん。インタビュー記事の前編となる今回は横川さんが入社したきっかけやこれまで担当してきたお仕事についておはなしを聞きました。

――まずは自己紹介からお願いします!
横川 横川紗里奈です。1998年生まれの26歳です。2022年に中途で入社しました。入社後は物件獲得の営業を担当しています。現在妊娠中で、来年から育休を取得する予定です。

――グスクに入社するまでの経緯を教えてください。
横川 大学4年間は、学生団体でインターンとして活動していました。在学中に1年間の海外留学を予定していたんですが、コロナの影響で叶わず、急遽就職活動をスタートすることに。内定はいただけたものの、正直なところ理想的な就活とは程遠い状況でした。

そんな中、名古屋に本社がある人材派遣会社に営業職として入社しました。営業という仕事自体は好きで楽しかったんですが、学生団体で培った「自分で考えて主体的に動き、結果を出す」という経験が活かせない環境でした。

「考えなくていいから、言われたことだけやってください」と言われ、会社が決めたスケジュールに従うだけの毎日。成績を上げることは楽しかったものの、3年後の自分の姿が想像できませんでした。先輩方からも「頑張りすぎない方がいいよ」「うまくさぼらないと持たないよ」と言われることが多くて。そういった働き方に違和感を覚え、自分の理想とは異なると感じるようになりました。

1年働いてみて「このままじゃ自分が描いていた成長とは違うな」と感じるようになり、もっといろんな仕事を経験して視野を広げたいと思って転職を決めました。でも、正直なところ1年目での転職は厳しくて。

営業職としての経験しかないこともあって、なかなか希望する会社と出会えませんでした。そもそも「自分はどんな会社で働きたいんだろう?」と迷子になっていた時期に、大学時代にお世話になっていた大城さんとお話しする機会に恵まれました。

――大城さんとは以前からお知り合いだったんですか?
横川 大学時代に所属していた学生団体でお会いしていました。前職を退職後、いろいろご相談をする中で、大城さんから「一緒に働こうよ!」とお声がけいただきました。

その頃はコロナの影響が深刻だった時期だったので、きっと最初は軽い気持ちでおっしゃったんじゃないかなと思います(笑) ノリで言ったはずが私がどんどん本気になっていったので、「前の会社よりお給料低くなっちゃうけど大丈夫?」と心配してくださったほどでした。

当時は具体的な仕事内容も明確ではなかったんですが、それでも私はグスクで頑張りたいという気持ちが強くて。当時のグスクには営業担当が不在だったので、営業として仕事は自分で作っていけばいいと考えていました。

これから会社が大きくなっていく時期だということもわかっていたので、「こういう環境で自分も成長できたらいいな」って。それに、昔から建物やインテリアにすごく興味があったので、不動産に関われる仕事ができるというのも、すごく魅力的でした。

――横川さんの行動力が素晴らしいですね!グスクは当時まだ規模が小さかったと思いますが、ここで働きたいと思った理由は何だったのでしょうか?
横川 前職は社員数3000人、営業職だけでも450人ほどの大規模な会社でした。そこでは決められたことをただこなすだけの毎日で、「こうした方がいいんじゃないかな」と思っても、「そんなことはいいから、とにかくやれ」と言われる環境。自分がただの駒のように感じていましたし、本当に納得がいかないことばかりでした。

一方でグスクは、社員の意見に消極的ではなく、"まずはやってみよう"という考え方で「1人1人がちゃんと考えて働いていて、みんないきいきしている」。そんな雰囲気を感じていました。確かにそれを不安に思う人もいると思うんですが、私にとっては一から考えて働けることが魅力的でした。

私がしたかったのは、学生団体で培った「自分で考えて主体的に動いて、最後まで責任を持って結果を出すような仕事」です。大城さんは私がいた学生団体を10年前に立ち上げた方だったので、そういう思いをきっと理解してくれているはずだと。だから絶対に社員を駒として扱うようなことはないと確信していました。

当時はコロナ禍で会社の先行きも不透明な時期でしたが、もし途中で会社が倒産することになってもそれはそれでいいと思っていました。ただ純粋に、挑戦してみたいという気持ちが強かったですね。

自分で考え、動き、責任を持つ。チームの成長を見据えた、新しい営業のかたち

――入社前から熱意がすごい…!ご入社当時はどのようなお仕事を担当されていたのでしょうか?
横川 入社後は不動産の仲介営業から仕事を覚えていきました。実は関連会社ではないんですが、不動産大手でお勤めの方が仲介業務について丁寧に教えてくださって。主に紹介ベースでの仲介営業だったので、数は多くありませんでしたが、着実に経験を積んでいきました。

ちょうど私が入社した頃にFホテルがオープンしたので、清掃業にも入りました。でも清掃だけではお客様のニーズが見えづらくて。そこで電話対応も担当するようになりました。その後、できることを少しずつ増やしていって、メッセージ対応や民泊オーナーへの営業などにも取り組みました。

――自ら積極的に業務を覚えていかれたんですね。先ほどの仕事は自分で作ればいいというおはなしがとても印象的だったんですが、実際に入社後はどういうふうにして仕事を見つけていったんですか?

横川 仕事を見つけるというより、担当できる仕事は全部覚えていきたいと考えていました。今この仕事を覚えることで、将来誰かが入社したときに教えられるようになるし、誰かが休んだり辞めたりしたときにもカバーができると思ったんです。

そこでメッセージ対応や新規部屋のオープン準備など、積極的に手を挙げました。というのも、今後私が営業をして部屋を獲得していけば、それだけオープンする部屋が増えて、清掃する人の負担も大きくなると考えたからです。だから私自身が部屋を作ることも清掃もできれば、仲間の負担を減らしながら自分のやりたいこともできる。そんな思いで、今ある仕事をしっかりと覚えていくところから始めました。

――横川さんが新しい部屋を獲得することは会社にとってもちろんプラスのことだと思うんですが、それを負担が増えると思えることがすごいですね。そこをさらに自分でカバーできるように動くという考え方はなかなかできないことだと思います。そうすることが横川さんにとってのモチベーションにもつながっているのでしょうか?

横川 そうですね。仕事の領域が多岐に渡るとその分大変なんですけど、それがモチベーションになっています。営業として新しい部屋を早く増やしたいという私の気持ちを誰も反対しないんです。本当だったら部屋が増えることで清掃チームの負担は増えると思うんですが、絶対に反対しないのがありがたいからこそ、自分ができることはやれるようになりたいなと思います。

オーナーの不安を安心に変える。きめ細やかな運営体制が築く、確かな信頼関係 営業の業務は物件オーナーとの信頼関係の構築から

――営業のお仕事内容についてぜひ詳しく教えてください。
横川 営業のスタイルは民泊とホテルで異なります。民泊の場合は、まず不動産サイトで物件探しからスタートするんですが、私たちが重視するのは清掃チームが作業しやすい清潔な物件と、空室の多い物件です。特に空室が多い物件は、オーナーさんが困っていることが多いので、そうした物件を探します。

物件が見つかったら、次は所有者を特定する作業に入ります。謄本を取って確認するんですが、ここで所有者が個人なのか法人なのかが分かります。ただ、謄本には名前と住所しか載っていないので、個人所有の場合はお手紙を書いて、法人の場合は会社のホームページから連絡先を探して電話をかけるという流れになります。

実際の商談までの道のりは、法人と個人でもかなり違いがあります。法人の場合は電話でアポが取れれば商談にスムーズに進めるんですが、個人オーナーの場合はなかなか難しくて。手紙を送っても見ていただけないことも多いんです。そのため、物件を見つけてから賃貸契約を結ぶまでには、だいたい半年から1年くらいかかりますね。

――なかなか地道な活動なんですね。商談に進めた際のオーナーさんのリアクションはどうですか?
横川 商談には必ず大城さんに同席してもらっています。オーナーさんには様々な会社から営業アプローチがありますが、大城さんのような30代の若手が実績を持っているという点が、大きな強みになっています。

多くのオーナーさんは70〜80代で、ご自身も不動産を築き上げてこられた努力家です。「30年かけて築いてきた私たちの歩みを、30代でここまでやり遂げているのはすごい」と評価していただけると、その後の商談がとても前向きに進みます。大城さんのこれまでの取り組みを、営業としてとても尊敬しています。

このように信頼関係を築いた上で、適切な家賃での借り上げ交渉を行い、契約締結へと進めていきます。

清掃チームやオペレーションチームとの連携が営業時の強みに

――営業をする上で競合になる会社は多いのでしょうか?
横川 グスクの強みは、清掃からオペレーションなどの民泊運営までを一貫して自社で行えることです。こうした取り組みができる会社は少なく、そのため実質的な競合も限られています。

特に年配のオーナーさんは、民泊という選択肢自体をご存じない方も多いんです。あとは不特定多数の人が物件に出入りする印象ことを懸念されていて、民泊にいい印象をお持ちでない場合もあります。

そこで、グスクは清掃業務を完全に自社で運営していることや、迅速な情報共有と問題対応ができる体制を整えていること、さらに24時間体制での夜間対応を徹底していることをご説明すると、多くのオーナーさんに安心していただけます。こうした体制が、オーナーさんの不安を解消する大きな要因となっています。ここまで自社でサポートできる会社は少ないのが、競合が少ない理由です。

――グスクならではの強みですね!夜間の対応もされているんですか?
横川 電話のみですが、夜間対応もしています。以前より清掃の質もどんどん上がっているので、クレームの電話もほとんどなくなりました。

――他にはどのようなことをメリットとしてお伝えしているのでしょうか?
横川 私たちの提案は、オーナーさんにとって複数のメリットがあります。通常の賃貸の場合、数年ごとの退去時に原状回復が必要になりますが、民泊では日々の清掃により物件が常に良好な状態に保たれます。さらにグスクでは共有部分の清掃まで自社で行うので、建物全体の美観維持という点でもオーナーさんから高い評価をいただいています。賃貸で課題となる空室期間がないことも、大きな魅力となっています。

グスクでは通常、数部屋からスタートして、他の入居者が退去するたびに民泊物件として管理させていただき、最終的には建物一棟まで拡大していくという段階的な提案をしています。ある物件では当初5部屋程度からのスタートでしたが、現在では40部屋を超えるまでに拡大しました。実績を積み重ねることで、新たな退去が出た際にはオーナーさんから直接ご連絡いただけるような信頼関係も築けています。

――グスクの細やかなケアが確実に実を結んでいる事例ですね。
横川 オーナーさんの課題を解決して、お役に立てることは営業をしていてもとても嬉しいです。

チームの想いとお客様視点で選ぶ物件。一つひとつの特徴を活かした運営で魅力を創出 物件獲得からお客様が宿泊するまでの流れとは

――物件が契約できたあとはどのような流れで進んでいくのでしょうか?
横川 物件の契約後、実際に営業を開始するまでには重要なステップがいくつかあります。まず、賃貸借契約を締結するのと並行して、消防検査と保健所の検査を受け、合格して初めて営業許可証が発行されます。

消防検査の前には、消防設備の確認が必須です。既存の消防設備で民泊営業が可能かどうかの確認が必要で、さらに物件の平米数によって営業可能な部屋数にも制限があります。こうした確認作業を慎重に行うことが、スムーズな事業開始に重要です。そのときにベッドとカーテンは必ず必要なので、そうした備品の手配も同時に行います。

すべてのチェックを終えて営業許可証が取得できたら、ようやく予約サイトへの掲載申請が可能になります。並行して、この準備期間中に客室に必要な備品や家具の選定・発注作業を進めていきます。そして、予約サイトへの掲載が開始されて初めて、実際の予約受付がスタートとなります。


――実際にお客様が宿泊できるようになるまでには、さまざまな準備があるんですね。許可申請なども営業のお仕事なんですか?
横川 営業の仕事というわけではないのですが、いろいろな業務ができるようになりたいので、積極的に担当させてもらっています。許可申請と部屋作りを同時にしないといけないので、社内での連携が重要ですね。

2024年に入って新しい物件の部屋作りもしています。家具を選んだり発注したり、予約サイトのチェック、マニュアルのチェックをしているんですが、どれもやりがいがありますね。

――横川さんが営業をするときに、どのようなことを大切にしているのでしょうか?また営業としてのやりがいを感じるのはどのようなときですか?
横川 新しい物件を検討する際、最優先するのは清掃チームの作業効率です。その上で、「自分が宿泊したいと感じられるか」という視点を大切にしています。

――横川さんが営業をするときに、どのようなことを大切にしているのでしょうか?また営業としてのやりがいを感じるのはどのようなときですか?
横川 新しい物件を検討する際、最優先するのは清掃チームの作業効率です。その上で、「自分が宿泊したいと感じられるか」という視点を大切にしています。

特に、グスクの実績として、さまざまな特徴を持つ物件を増やしていくことにやりがいを感じています。商材を増やしていく感覚ですね。増やした物件に予約が入ったり、宿泊後のお客様からの良いレビューを見ることができると嬉しいです。

例えば、いそのビルは築古物件のリノベーション、モダンシリーズは新築、ロイズはリファイング工事という特殊な改修工事を経て新築同様に変身した建物、SO SUMIYOSHIはオーナーチェンジからの客室のコンセプトチェンジと、それぞれに異なる特徴があります。こうした多様な物件展開が、新規のオーナーさんへの営業活動でも強みとなっています。

初めからホテルとして建てられた物件よりも、その物件ならではの可能性を見出し、どのように活用していくかを考えることが楽しいですね!建物はいろいろな可能性を秘めているので、民泊に関わらず今後も新たな可能性、活用方法を見出していきたいです!

営業として日々業務に励む横川さんのおはなしから、グスクでの仕事内容がより具体的に見えてきました。次回は横川さんがグスクでの仕事を通じて得た経験やこれからの目標についておはなしを聞きたいと思います!


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